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それより…
「手術…受けるのか？」
ドアに向かって歩いてる兄貴に後ろから声を掛ける
夕飯時に親父が兄貴に『日にちを決めろ』って話してたから、何の事か聞いたら『手術を承諾した』と言った
あんなに手術は受けないと言ってたのに…
「…受けるよ」
「でもっ」
「このままじゃどうせ…ま、それでも良かったんだけどね……気持ち変わったんだ」
『でも』成功しなかったら…と言い掛けて兄貴は振り向いて言った
自分の手を見ながら少し笑って
夕飯時に親父に指摘され母親に包帯を巻かれた兄貴
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