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手当てされるのを凄く拒んだ兄貴なんて珍しかった
どうしたんだ?あの傷…
「じゃあ、行くね…翔、試験頑張って?」
「兄貴も……は…大丈夫か…」
最後にもう一度笑って部屋を出て言った兄貴
暫くすると、車のエンジン音は聞こえなくなった
「………」
何か違和感が残る…
何だ?
兄貴なのに…兄貴じゃない感じ…
いつもの笑顔なのに…
『翔、これあげる…僕はいいんだ』
「笑い方が違うんだ…」
いつも何かを諦めた様な笑顔だったのに
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