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鏡の国の自分 #2
あまり思い出は無いけど、大人しくて可愛らしい人だったらしい…
「……似てるタイプかも」
「何が~?」
「何でもねーよ、ったく少しは手伝えよ」
俺は頭に深月が浮かんだ
その時、家に車のエンジンの音が聞こえて止まった
「親父か兄貴か…」
四人で夕飯なんて、どれくらいぶりだろう?
早く作れと急かす母親を言い合いながら思った
「ただいま、翔…余裕だね、夕飯作りなんて」
「うるせぇな…嫌みにしか聞こえねーよ…」
仲が悪いわけじゃない
だけど…
「………」
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