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異国の選択 #2
『選抜…もうすぐだよね、留学生の』
病院を出て携帯の着信に母親の履歴が並ぶ
急いで走って夜の道を急ぎながら昴の言葉を思い出してた
『航平なら選ばれると思ってたんだ、それに悪い話しじゃないって航平も思ってたでしょ?綺麗だと思うよ、異国の空』
留学なんて無理だと思ってた
家の事情があるし…昴が心配だし…
「っ……はぁ…何か俺って走ってばっか……」
信号待ちで両膝に手をついて軽く息を整える
「全部……言い訳だよな…」
『異国の空』
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