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「眠れそう？」
「……はい、有り難うございます」
有り難うは…僕の方だ
「おやすみ、深月ちゃん」
「おやすみなさい…また明日」
明日…
明日も彼女は来てくれる
「うん、また明日」
通話を切って息を吐く。明日、深月ちゃんが来たら一番に抱き締めてしまうだろう…
そして、本人に聞いた感想を話してくれるはず…
「その前に本人から電話が掛かって来そうだけどね」
明日が来る事を楽しみに思いながら眠りにつくなんてもう無いと思ってたのに…
有り難う…深月ちゃん
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