銀色の栞 #2

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「本当に‥‥大丈夫ですかね…‥‥」 「‥‥‥‥」 上げた顔を再び下に向けて話し出す ‥今までの気持ちを吐き出す様に弟君は思ってる事を感情のまま話してた 複雑な兄弟 どの家庭も仲良く生まれた時から一緒に過ごしてきた訳じゃない 生まれた時から一緒の兄弟や姉妹でも仲が良い訳じゃない だけど…弟君はやっぱり昴が好きらしい… 昴も‥‥弟君を羨ましいと思ってた事があった‥‥『ショウ』という名前を名乗ってしまう程。 でもやっぱり『好き』な気持ちの方が勝ってたから‥‥ 弟君に昴が『大好き』かと聞くと恥ずかしそうにした 俺も…傍に兄貴が居たら恥ずかしそうにするのかな? でも俺は恥ずかしさなんて無かった
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