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「昴‥‥‥」
ガシャン!!
「‥‥‥‥兄貴」
誰も居なくなった手術室の前に大きな鉄の音が響く
床に兄貴から貰った銀色の栞が落ちた‥‥
『星空みたいにだろ?』
「星空は大好きだけど…‥‥星になるにはまだ早いんだ…そうだろ?兄貴?」
落ちた栞を拾い上げ強く握ると手が痛い…‥でも‥昴はこんな痛みじゃない…‥
「‥‥っ‥‥‥」
もっともっと‥‥痛くて苦しいはず‥‥
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