銀色の栞 #2

13/18

2人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
「昴‥‥‥」 ガシャン!! 「‥‥‥‥兄貴」 誰も居なくなった手術室の前に大きな鉄の音が響く 床に兄貴から貰った銀色の栞が落ちた‥‥ 『星空みたいにだろ?』 「星空は大好きだけど…‥‥星になるにはまだ早いんだ…そうだろ?兄貴?」 落ちた栞を拾い上げ強く握ると手が痛い…‥でも‥昴はこんな痛みじゃない…‥ 「‥‥っ‥‥‥」 もっともっと‥‥痛くて苦しいはず‥‥
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加