銀色の栞 #2

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「‥‥皆川先輩っ!!」 もっと‥‥痛い‥‥ 床に滴る赤い液体‥‥‥同じ血液型だったら良かったのに 「何やってるんですか!?」 屋上から降りてきたらしい弟君が俺の手を包んだ 此処に居る事しか出来なくてごめん‥‥ 昴‥‥お姫様を起こさなきゃ…物語は終わらないんだからな? 俺と弟君じゃ‥‥きっと目覚めてくれないから…‥ 「親父っ!!」 何時間だろう…‥二人で慌ただしい廊下に座っていたのは…
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