銀色の栞 #2

9/18
前へ
/35ページ
次へ
「いつ‥‥行くんですか?」 「ん?」 「留学‥‥‥」 丁度考えてた事を言われて少し吃驚した‥‥それに弟 君が俺の留学に興味有る事が吃驚かも。 「何?寂しい?そっか寂しいかぁ~そうだよね~ こんなに頼りになる先輩が居なくなるんだもん」 直ぐに鋭く否定の声が聞こえて来ると思ったのに…‥ 反応が無い弟君を見ると自然と頭を叩いてた‥‥兄貴ってなった事無いけどこんな風に弟や年下を見るのかな? 「‥‥っ‥‥何‥‥」 「大丈夫だから‥‥三人で見送りして?」 『三人』で‥‥一人も欠け無いで俺を見送って?
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加