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「うおおおおッ!!」
速い、速い!
もう自分じゃ制御できないくらい!
ウサイン・ボルトも真っ青なスピードで、俺は向こう側に見える小高い山を目指して走り抜ける、だが……
「ヤバい、追い付かれる……!!」
金色の獅子はそれを上回ろうと、より凄まじい速度でこちらに肉薄する。
「チッ、人間!
奴に向かって妾の鋒を突き付けよ!」
「こ、こうっすか!?」
俺は走りながらティルフィング様だけを後ろに向けた――瞬間。
「"魂狩り執る刃-デスサイズ-"」
「!?」
鋒から極太の黒いビームが迸り、獅子の顔面を直撃した……流石にこれは驚かざるを得ない。
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