8人が本棚に入れています
本棚に追加
「ひたすらに走れ人間よ!
この姿では我が"魔剣術"も効果が薄い、足止めにしかならんぞ!」
「デスサイズとは名ばかりっすか!!
つーか剣の姿より人の姿になった方が強いって魔剣としてはどうなんすか!!」
実際、ビームを真正面から受けてなお、獅子は傷1つ負ってはいなかった。
絶対キレてるよあれ、眼が遠くからでも分かるぐらい血走ってるもん。
「つべこべ言わず走るのじゃ!!
その若さで奴めの餌食には掛かりたく無かろうが!!」
「くそっ、なんでこうなるんだぁぁぁぁ!!」
己の運の悪さを嘆き、俺はティルフィング様に従い息を切らして走り続けた。
最初のコメントを投稿しよう!