哀しい逃避行
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「昔は、端から端まで行くのにラクダで3ヶ月はかかる程、この国は広かったのだがな。 人と共に争い事も増えて、内乱を無くす為に共和国制としたのだが、まただ」 外を見ると城壁の至る所で煙が上がり、それは徐々に増大していた。 最初はとても平和だった共和国も、各国の王が代替わりをしてからは徐々に険悪な関係になってしまい、ついに戦争が始まった。 もう、誰も止める事が出来なくなってしまったのだ。
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