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「私はあなたのことを思って」
「すみません」
「謝るんじゃなくて、責任を」
「すみません」
それが常套句だ。
謝れば許してくれる、そう信じて生きてきた。
でも、そうじゃない。
世の中は謝罪で回っているわけではない。
社会を動かしているのは、秩序と妥協なんだ。
だから、妥協しない自分は受け入れられないんだ。
誰かわかればいい。
夢だけ見てればいいのに、目的が変わってしまうんだ。
他人の食べたデザートに目がいったりするんだ。
「すみません」
何に謝っているのか、自分でもわからなかった。
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