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気が付いたら、知らない天井が目についた。
よく覚えていないが、反乱分子に吹っ飛ばされた辺りから覚えていない。
起き上がろうとも、身体中が悲鳴を上げてて、起きれない。
「お、起きたか。」
「まだ、無理せず起き上がらないで良いのですよ。麗」
ドアから十文字豪と千条院摩那が入ってきた。
此処は皇居にある近衛病院だそうだ。
「やっと帰って来たな。確実に」
「五将家の御内として生きろと言われても、無理な気がしますが。」
「人間兵器……だったか。奴等がやろうとしていた事は。」
「ええ。もうなっていますが。」
「なら、五将家の御内としての生き方を一から教えますよ。」
「ちょっと待って!!それは姉としての役目よ!」
「あら、唯依さんには当主としての仕事があるのでは?」
「そういう貴女はどうなのよ。」
「私は時間的に余裕が有るもの。」
「二人とも、悪いが当人は寝ているからな。静かにしろよ。」
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