奪還作戦

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扶桑帝国で姿を消した少年は、何故か帝都の喉元である伊豆半島の先端にいた。 だが、そこには待ち伏せしていた者達がいた。 少年side 佐官になってから舞い込んでくる書類を片付けて居たとき、偶然発見した封筒。 中には、この帝国で禁止されている違法実験に関する計画表とその実験結果が書かれていた。 ウィッチとなる素質のある少女達を集めて改造実験しているというものだ。改造と言っても実際にはマインドコントロールした上で薬漬けにしてネウロイと戦わせるという物だ。 これは、昔から違法とされている物だが、一部の隊が実際にやっているという噂を聞く程度だった。 だが、帝国軍で尚且つ、帝都の喉元大島でやっているということは、万が一事実ならば、国家をひっくり返し兼ねない大問題だ。しかしながら、関わっている者が誰かというものが書かれてない限り特定出来なくとも、帝国軍、または近衛軍にも根が行っていると考えた時、違法問題を世の明るみに出すべく動き出す事とした。 勝手な軍事行動は違反とされており、犯せば当然退役させられるのだが、事が酷ければ死刑もあり得る。況してや帝都の眼前で起こすから当然死刑は確定する。 帝国軍内の一部の隊によって侵されつつある軍を解放するにはこの手しかないと踏んだ。 戦場で戦う以上何が何であろうと、戦友と見る俺からして看過できない事態だからだ。 例え死おも意図和ぬ覚悟を持って戦術機を纏おうとしたとき、背後に多数の気配を感じた。 sideout
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