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「あれー?何で二人一緒なのォ?」
コーヒーを淹れる間に考えてたクイズ「誰が来るんでSHOW」。
正解は1、2、3、4、どれだ?じゃなかった。
柔らかなオーラを纏うおっとりしてそうな女は言った。
「思ったより早く出れたから、合流してきたのよー。ケーキ買って来ちゃった♪」
「私はお菓子買って来ましたよ~」と若い舌ッ足らずな女は続いた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
集合?てか何であたしん家なんだよォー---!
ケーキを買ってきたのは、サナエですと名乗り、
お菓子を買って来た方は、ミサトでっす☆と名乗った。
状況的に見りゃ分かるよッ。
お菓子、ケーキ、をテーブルに並べ、3人分のコーヒーを4人分に分け、
会合?のセッティングは整った。
スゲー。何かスゲーよ。
サナエ、レナ、ミサト、何か和気あいあいだし。てかもう全然状態が把握出来ません!
まず、本妻サナエが謝り出した。
「アヤちゃん、ごめんねー。いきなり。でも、アヤちゃんには前もって言うワケにいかなくって。」
・・・。なんとなーく、分かった。
「ユキコと対決する役って、誰もやりたがらないんですもん」
あたしだって、ヤだったよ!
何かしらの策略があったとして、ユキコと対峙ってゆーか退治する役なんて、誰が引き受けるもんか。
上手くいったから良いものの、あんなのと対決したら命が幾つあっても足りない。
サナエは続ける。
「ユキコ。相当キてるみたい。タケシ、”きゅ、きゅ、急な仕事が”とか言って出てったもん。
今まで何?妾の美学?って言うの?休日には連絡してこない約束あったらしいんだけど、
今日は流石にタケシに即連絡したみたい。まぁだから私も早く出て来れたんだけど。」
ユキコ、対ムラタケの作戦練るとか言ってあの後すぐ呼び出したのか。
「では、あらましを全部お話しますね?あ、コーヒー美味しいわぁ~上手いのね~淹れるの。」
サナエは優しく笑った。そこに怖さが感じられないのは、サナエが一枚上手だからだろうか。
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