第1章

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ムラタケには、5人の女が居る。 一人目、本妻のサナエ。 大学時代の同級生で、ちょっとした「お嬢」。世間知らずの箱入り娘だったらしい。 ムラタケ曰く、「気の優しいおっとりした女」。周りにも「幾つになっても可愛く気の効く奥さん」と評判。 二人目、愛人のユキコ。 思い詰め方凄まじく、ムラタケに恋焦がれて子供まで産んだ女。愛人というよりいわゆる「お妾」。 ムラタケ曰く、「地味で献身的で、その癖どこか怖い所のある女」。図書館の司書。 三人目、愛人の癖に「2号さん」ですらない3号のあたし。 ムラタケの顔と、すっとこどっこいな所が「気に入って」る。肌も合う。愛しては居ないので純粋に「お楽しみ」 ムラタケ曰く、「セックス込みの、気の合う女友達」。インテリアショップを経営してる。 四人目、いわゆる職業的愛人のレナ。 ムラタケの事を「諭吉を運んでくる陽気なオッチャン」と思ってるらしいナイスバディ。(顔は普通) ムラタケ曰く、「男には媚びればいいと思ってるフシのある女」。ムラタケ行きつけの飲み屋の女。 五人目、新顔のミサト。 愛人、というよりは恋人。「好きになっちゃったんです」と迫ったらしい。 ムラタケ曰く、「若くて可愛いんだけど、言ってる事ちんぷんかんぷんな女」。ムラタケの部下。
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