再々出発

14/24
前へ
/40ページ
次へ
『日本のホテルに スカウトされたの。 3ヶ月後 帰国することになった。 だから…… 別れよう』 そう言って 別れを切り出したのは 私の方だった。 ウィルはそれを聞いて 寂しそうに微笑み うなずいた。 『仕方ないね』 その微笑みも セリフも 甘い声も どれもが“彼”を 彷彿とさせた。 付き合い始めは そんなこと思いもしなかったのに。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2533人が本棚に入れています
本棚に追加