8年後

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もしかしたら 大学の友人たちは あの男から 話しを聞いてしまっているかもしれない。 私の真っ黒に汚れた 身体のことを。 そうだとしても 特別心は痛まなかった。 8年という月日は 私をそれだけ 強くしてくれた。 「よし、行くか」 今日は地図とガイドブック片手に 交通機関と 主要観光スポットのチェックだ。 良さそうな カフェやレストランも ついでに下見しておこう。 そういえば、 昔アルバイトをしていた あのカフェはまだ あるのだろうか。
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