再々出発
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『また言ってる。 そうだよ。 これでお別れ』 『行かせたくないな……』 男性の手にしては 細く綺麗な手。 白人らしく白く きめ細やかな肌。 その手の甲で 彼は私の頬を 愛おしげに撫でる。 『別れたのに そんな風に 言ってくれるんだ』 『俺は別れたくはなかった。 知ってるだろ?』 『……そうだね。 ごめんなさい』
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