第1章

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「結構いいマンション住んでるのねぇ。 」 ユキコは部屋を見回して言う。 「あ、 ありがとうございます。 あ、 お茶入れます。 座ってて下さい。 」褒められてるのに怖い。 「結構です!仲良くお茶する気は無いので!」 「はぁ。 そう、 で、 す、 よ、 ね・・・。 」 「単刀直入に言うけど、 タケシさんと別れて欲しいの。 アナタ自分のしてる事分かってるの?」 まるで本妻の様な口を利く。 「はぁ・・・いや、 でも、 あたしは別にムラタケと付き合ってるってえワケじゃ・・・・」 「黙らっしゃい!タケシさんと寝てるのは知ってるのよ!今さら言い逃れなんて」
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