0人が本棚に入れています
本棚に追加
これは、家族と神社にお詣りをしに行った日の出来事を父から聞いた話です。
正月の昼に初詣をすると甘酒が貰えるからと私たち兄弟と従兄弟たちで、父に連れていけとせがみ神社にやって来ました。
私は甘酒を貰い喜んだのですが、一口飲んだあと味が美味しくないと父に押し付けました。
「貰ったら全部飲むのが常識だぞ」
「美味しくないの」
お詣りをしたあと、私たちは神社の横にある公園で遊びます、ソコにはブランコがあり、私と弟は漕ぎ勝負をしたのです。
どこまで高く漕げるか、今の私ならやりたがらない勝負です。
「危ないから止めなさい」
「分かった」
危ないからと心配されたので、漕ぐことをやめました。その瞬間、私は鎖から手を離していたのです。
両親は驚いています、一番驚いたのは私です。
「着地に失敗していたら大怪我してるぞ」
「・・・ごめんなさい」
私はブランコの柵を通り越し、数メートル先の砂場に着地していました。普通なら有り得ない、危ない行為です。
最初のコメントを投稿しよう!