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「ここは…」
「俺の部屋、君の連れは別の部屋にいるよ」
最悪だ。赤城と手を組んでいる洛家の屋敷にいるなんて…。
「雨音…君は何者なんだ?」
急な質問だった。そして僕が人間ではないことに気が付いたというと…でも、この人には話せない。
「僕は……」
******************
「赤城!あれはどういうことだ!白井清は私のモノだ!」
人間ごときが……殺したいがまだ働いてもらうことがある。洛天、俺に生かされていることを忘れているな。
「天様、清は俺のモノですよ…」
血を分けた俺の分身。
俺の答えが気に入らなかったのか飾ってあった剣を手に持ち俺の方に向けてきた。
「お前!!死にたいのか!白井清はお前のモノではない!私のモノだ!私だけのモノだ!」
「…あぁ、思い出しました。66年前にあなたは清に会って清にはすでに相手がいた…初めての恋が失恋に終わった」
清には蘭がいたから。
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