おバカで何が悪い！

第二章 友達☆ゲットだぜ！！

ゆーちゃんと二人で二年の教室まで歩いてたら掲示板があったので覗いて見ると二－三組で、またゆーちゃんと一緒だった。

考えて見れば何か今までの十六年間、隣でまたひなと一緒だねと微笑んでるコイツと同じクラスになれなかった事って無くね？

いや、別にコイツの事は好きだからいいんだけど、コイツが１日中ずっと隣にいるからクラスの奴らから話し掛けずらいとか言われるんだよな～。

俺としてはもっとクラスに馴染みたいんだけど。

............あれ？もしかしたらコイツ、俺以外に友達いないんじゃね....？

これからはなるべく優しくしてあげようと、何とも失礼な事を思いながら教室に入った。

自分の席を探して座るうちに予鈴がなり、担任の先生がきた。

どうやら今年担任も、池ちゃん先生らしい。
池ちゃん先生は三十代前半の超癒し系で学校のマスコット的な存在だ。
池ちゃんは現国の先生で、自分の授業中寝るのはOKだけど、他の授業は駄目な怒ると地獄を見ちゃう、そんなちょっとお可笑しな先生。

まあ、めったに怒らないので比較的好きな先生だ。