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私には不思議な体験があります。
それは、初めて目を開けた時、全体が白い世界で、真ん中の映像が、深夜のテレ
ビが消えたザ~という画面を見ながら、疲れては寝て、起きてはその画面を見て
いました。
いつか分かりませんが、私は子供になって、目を開けて、いろいろなものを見て
いました。
いつも一人ぼっちでした。
父と母は、仕事に出かけ、兄は学校に行っていました。
私は、テレビを見ながら、ほとんど外に行かずに、育ちました。
時がたち、母が、幼稚園に行く準備をするといっていました。
私は幼稚園に入ったら、友達をたくさん作ろうと思っていました。
そしてある時、お昼ごろ、私と兄が二人だけいて、両親はどこかへ買い物に出か
けた時です。
兄はこたつに入りながらテレビを見ていました。
私はミニカーで一人で遊んでいました。
兄がちょっと来いというので、ミニカーで、遊ぶのをやめて、こたつに入りなが
ら、何だろうと思いました。
すると兄は、小学校6年生の本を取り出して、今から言う感じを全部覚えてみろ
と言いました。
私はわけもわからず、漢字の勉強をしました。
しかし、幼稚園に入ってもいない、むしろ何も知らない私に漢字を10個も覚え
られるはずもありません。
私は兄に、わからないというと兄は激怒して、私に言いました。
「お前は馬鹿か、頭おかしいな、何でこんなことができないんだ、お前は人間の
クズだな」と言いました。
私は悲しくなって大泣きしました。
ちょうど、両親が帰ってきましたが、兄を責めることはしませんでした。
私は子供のころから、このようなDVを中学3年生以降まで続けて受けることに
なりました。
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