四月上旬
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「なあ……」 このとき、キョドっていた僕は声色も最悪に低く、無愛想だった。 「桜、見に行こう」 すこし間を空けて、彼女は小さく吹きだした。 「夜だよ?暗くて見えないよ。どこ行くの?」 「学校だよ」
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