私以外の女の子

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美しい姫と書いて“美姫”。 会った事もない彼女の名前を想像し、私の胸は大きく脈打っていた。 名前の雰囲気で想像するその姿は、私とは比較する事も恐れ多い美人の像。 そして彼女は、己一とどういう関係なのか・・・? 心臓の鼓動が激しくなった瞬間、胸の中にあった“何か”が大きく膨れて破裂する。 ズキズキと感じる痛み。 苦しさで埋め尽くされた胸の内にあるものを、私はまだ認めたくはなかった。 だってまだ、彼と出会って1週間しか経っていないもの・・・。
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