第1章

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ピンポーン。 正に大学生が一人で暮らしていると、言わんばかりのアパートに私は、着いた。 ガチャ。 「いらっしゃい、奈緒美さん。」 「どうも。」 私は、一応照れくさそうに上がった。 「私は、どうしたらいいのかな?」 「え、とー、とりあえず座ってください。」 丸い形の机に手を置いて、クッションに座った。 「意外に片付いているわね、もっと散らかってるかと思った…」 私は、キョロキョロそわそわしていた、何を探す訳ではなく、目のやり場に困っていた…何処を見たらいいの? 机? 床? 天井? それとも…誠也君? 「どうぞ、お茶です。 そうですかね?それほど片付いて無いですよ。」 「そうかな?何か怪しいなークッションも何か可愛いし…私の他にも来てるでしょ?」 「それは、無いですよー本当に奈緒美さんしか上げたことないですから…」 「友達は?」 「僕、散らかるの嫌何ですよ。」 「え、潔癖症だったんだー、見えないのにね。」 「潔癖症ではないですが、学校から遠いし、集まるときは、学校に近い所になりますから、 まぁー自然と散らかりづらいだけなんですけどね。」 「そうなんだ…」 緊張で会話が上の空になっていく。
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