第1章

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久しぶりに、友達の洋子に会っう。 私の家の最寄り駅にある、喫茶店(マッカローニ)で待ち合わせした。 私は、先に着き窓側の席へ座った、店員が注文をとりに来たので。 「あ、とりあえずアイスコーヒー…後、もう一人来ます。」 「はい、かしこまりました。」 ぼんやり、外を眺める、 手を繋ぐ若いカップル、 やたらハンカチで汗を拭くサラリーマン、 親子にしか見えない男女が手を繋いで歩く。 「ふー。」 なんだか溜め息が出た、みんなが幸せそうに見える…… 外から私に向けて手を振る人がいる、洋子だ…何か話しているけど、窓が邪魔して聞こえない。 カランコロン。 「ちょっとー返事しなさいよ、奈緒美ー。」 「あ、ごめん、でもね全然聞こえなくて…」 「あら、そうなの?」 洋子が椅子に座ると、私が注文したアイスコーヒーが来た。 「お待たせしました。」 「あ、私も同じものを。」 「はい、かしこまりました。」 「洋子、久しぶり。」 「本当に、久しぶりねー約一年かな?」 「多分…元気だった?」 「私は、元気よ奈緒美は? 色々あったんじゃないの、妊娠して仕事やめたんでしょう。」
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