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・・・。
「お、気が付いたようだね」
「ここは・・・」
「病院だよ」
「・・・。」
「運がよかったね
当たり所は悪かったけどそこまで
出血もひどくなかったよ」
「そうか」
「とりあえずは2、3日入院してもらって
大丈夫ならそのまま退院だよ」
「親に連絡はいってますか?」
「ああ、もうすぐ来るんじゃないかな?」
「・・・心配かけちゃったかな」
「心配だったから今来ようとしてるんだろう?
さて、もう少しゆっくりしてなさい」
「はい・・・」
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・・・。
「なんていうか、君もとことん不幸だね」
え?・・・なんで神様が?
「本当なら君の寿命が尽きたらもう一度
会うつもりだったんだけどね」
・・・・えっと?
「ああ、君が何故また
ここにいるかって話だったかな?」
そうだが・・・
「君はあの後すぐ眠ったんだけど、
その後優君と託夜君が見舞いに来てね」
それと関係あるのか?
「正確には優君かな?
見舞いに来たはいいものの受付の話も
そこそこにしか聞かないで、
部屋の番号を聞くと急いで向かってね」
託夜はどうした?
「普通に受付でもう大丈夫だって聞いて
安心してから、歩いて向かってたよ」
で、続きは?
「優君は病室で君を見て焦ったんだ
もしかしたら意識不明の重体なんじゃないかって」
え?・・・
「そして君の体を前後に揺さぶったんだけど
それがいけなくてね・・・」
ま、まさか・・・
「うん、傷口が開いたのさ」
ほ、本当かよ・・・
「その後病室が騒がしいから少し急いで
駆け付けた拓夜君がナースコールしてんだけど
傷口はひどくなっててね」
・・・。
「君の両親が着いたころにはもう・・・」
はぁ・・・
「まぁ、なんだ
運が悪かったな」
運命を司る神様っているのか?
「いるよ、ただほとんど干渉しないけど
無茶なことはしてないよ」
なら、俺はもうあの世行きか・・・
「そうでもないよ」
え?
「君・・・転生って興味ある?」
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ここから先はテンプレなので
それぞれのご想像にお任せします
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