適当に

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・・・。 ん、なんだ? 俺は・・・寝ていたのか? 「正確には気絶かな」 誰だ!? 「とりあえず落ち着きなよ」 あ、あぁ・・・しかし 周りが白一色だな、正直目がつらい 「少し我慢してくれ」 わかった で、あんたは誰なんだ? 「神、と呼ばれるような存在かな」 姿が見えないが・・・ 「君が神の姿を想像してないからだよ ちょっと考えてみてくれ」 一応聞くが、性別は? 「どちらでも構わないが、女性がいいかな」 なら・・・ 「・・・いいよ、後ろを見てくれ」 はいよ・・・へぇー 考えた通りだな 「そうかい? しかし服が少しあれだな・・・」 悪い、女物の服なんて考えた事がないから 自分で何とかできないのか? 「出来るよ・・・うん、丁度よくなった」 よかった で、何故俺はここにいるんだ? 「覚えてないかい?君が気絶する直前を」 確か・・・寝ていたな 「そう、場所は?」 屋上の・・・入り口横の影になった所 「うん」 だけどそれがここにいる理由には… 「ならないね、普通は」 じゃあ何故? 「君の隣のクラスの一条 優って男の子 知っているかい?」 知っているが・・・ 「後、星宮 託夜って子は?」 託夜は友達だが・・・何か関係があるのか? 「そうだよ、君も運が悪いね」 まぁ運が悪いのは昔からだが・・・ もう少し簡潔に言ってくれ 「ふふ、長くてごめんね 君が寝ているとき不良が屋上に きたんだよ、それも沢山」 なんでまた・・・ 「確かもてる優君に嫉妬して 喧嘩だけでも勝とうとしたんだったかな?」 あいつ中学の時から喧嘩してるから 3人5人じゃ返り討ちだろ 「不良は10人だったけどね」 ならあいつの負けだな 「いや、そうはならなかったよ」 となると、託夜が助けたか 「正解、凄いね」 ま、あいつらと同じ学校ならわかるだろ で、続きは? 「えっと、優君が屋上に来て不良達と話ているときに託夜君がきて、託夜君が『一人相手に10人かよ、カッコ悪いなお前ら』って言って」 託夜なら言いそうだな 「託夜君の事よくわかってるね、それで怒った不良達が託夜君に殴りかかったんだけど、全員倒されちゃったよ」 ま、相変わらずだな だけどそれが関係あるのか? 確かに少しうるさかった気がするが
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