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｢ヤバイ…予想以上に遅くなっちまった｣
携帯で時間を確認し、俺は走って家に向かう
俺の名前は御堂嵐<ﾐﾄﾞｳ ｱﾗｼ>
生徒会の仕事で遅くなり、只今夜の七時
四月が始まったばかりで、夜はまだ少し肌寒い空気のなか俺は足を速めていく
家で俺の遅さに怒りながら待ってるであろう同居人を思い出し、少し顔をしかめる
(あいつには学生も忙しいってことを少しは理解してもらいたい…)
家まであと少し
あとはこの長い長い石段を登るだけだ
毎日登っていても一日活動して疲れた体には堪えて溜息が漏れる
俺の家は神社だ
古くからある由緒正しい神社らしい
俺にはよく分からないけど
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