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....遠足早く終わんねーかな。
俺は自分を押さえながら、里見と山を登る。
「・・・ねー、智也はさ」
里見の顔が赤くなる。
「どんな女の子が好きなの?」
突然の質問に驚く。
「・・・・え?」
....こいつ何だ。いきなり。
里見が声を上げる。
「い、いきなりごめんね。・・・でも、好きな人のタイプくらい知っときたくて・・・」
里見は俺を見つめる。
....そういえば、こいつ俺のこと好きなんだっけ。
里見と家の前で言われたことを思い出す。
....好きなタイプ・・・。
俺は由香里を思い浮かべ、すぐに言葉が出た。
「・・・素直でよく笑うやつ」
自分の言葉に驚く。
....俺って胸がデカイやつとか顔が可愛いいやつとかじゃなかったか?
「そ、そーなんだ」
里見は嬉しそうな顔をして言う。
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