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「好き……」
そんな先生を見つめていたら無意識に出てしまった言葉。
「モモ……」
「先生のこと、好きだよ」
どうしようもないくらいに。
「停学だって退学だって、あたし怖くないよ。
先生と一緒にいられるなら……何も怖くない」
「俺は、怖いよ。モモの可能性を俺の手で壊してしまうんじゃないかって」
そんなのどうだっていい。
そう思うのは、あたしがまだまだ子供だからなのかな。
それよりも先生にもっと近づきたいって思うのは、いけないことなのかな。
「それでも、あたしは先生と一緒にいたいよ」
「モモ……」
「もっと先生のこと知りたいし、
キスだって、その先だって……先生とがいい」
頬に触れてた手にそっとキスをして、潤んだままの瞳で真っ直ぐに先生を見つめた。
「先生じゃなきゃ、イヤだよ」
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