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付きまとう正体。
小学生の時は、早く中学生になりたかった。
中学生の時は、早く高校生になりたかった。
高校生の時は、早く社会人になりたかった。
だけど決して、
大人になりたかった訳じゃない。
私は常に逃げたかった。
この場から。
この「寂しさ」から。
どこにいても、
誰といても拭い去れない孤独。
過去を振り返っても、
必死に居場所を繋ぎ止めようとした記憶しか思い浮かばない。
だけど…社会人になった今、どこに逃げるというの?
この寂しさに打ち勝つ力を
私は手に入れなければいけない時が来たのだと思う。
スタートラインに立つ勇気を。
涙を拭って。
焦らなくても良い。
きっと大丈夫だから。
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