7人が本棚に入れています
本棚に追加
「…君、すごい強いね!!僕と魔王を倒す仲間にならないか?」
金色に輝く長剣を鞘に収めた少年がそう言った…
偽りの無さそうな笑顔付きで。
オレは、不機嫌な表情でそっぽを向く。
…なんなんだこいつは。
こいつの真意が分からない。
「絶対に君が必要になると思うんだ!!」
真っ直ぐに見つめられ、思わず後退りする。
「…オレなんか、選んでもいい事ねーよ!!」
「そんな事無いって!!」
夕日の差す閑静な場所で。
オレに、手をさし伸ばす一人の少年…
この出逢いがオレの人生を揺るがした。
最初のコメントを投稿しよう!