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「帰ったのか」 直弘は律子を見て眉をしかめた。 涙で浮いたファンデーションが鼻の近くで固まっていて、化粧をする前よりも肌が汚れて見える。不自然にこびりついた粉、開いた毛穴、斑点模様のシミ。これならいっそ化粧をしないほうがマシだ。 直弘が律子に「顔を洗って来い」と言う前に、律子は和司に言った。 「ご飯食べたら、2階に上がっててくれる?」 和司は、珍しく素直に頷いた。
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