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「蔓薔薇か――」 可憐な花に 想いを馳せるように瞳を閉じると。 「それじゃ俺は?」 けだるげにソファーに身を投げ 薫は面白くなさそうに聞いた。 「君?」 こんな事言ったらきっと怒る。 だけど それはどこか 和樹に嫉妬している風にも見える。
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