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昨夜、あの時と同じ
シチュエーションで
琉惺と繋がった瞬間、
もうそれを否定することは
出来ないのだと思った。
青海さんの時とは
明らかに違った
私の求めたもの。
欲しかったのは…
やっぱり快楽だけじゃない。
電車の窓の向こうには
1年ぶりの景色が見えて来る。
本当は琉惺も連れて来て
あげたかったその場所を
車窓から見つめながら
心で呟いた。
──ごめんね、秋人。
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