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頭の整理がつかないまま、江梨はベッドに横になっていた。
~葉子の結婚の話はこれでご破算だな~
体から力が抜けていくのがわかった。
まんじりともせず時間が経っていく。
~ホテルにいるのに、このまま眠れないまま朝をむかえるのか~
時間は午前3時を回った。
江梨は、なんとなく怖いもの見たさも手伝って、再び隣室に聴き耳を立てた。
~どうせ、もう別れる相手だ。どんなことをしてるのか、徹底的に調べてやろう~
江梨(葉子)は、男同士がどうやってセックスをするのか見当がつかなかった。
隣室から声が漏れてくる。
どうやら行為はまだ終わってないらしい。
「そろそろ行くよ。」
よしおの声だった。
「はやく、入れて。」
こちらは、相手の男の声だった。
~これがさっき居丈高に話していた男の声か。
まるで女だ
「けつを上げるんだ。」
ふたたびよしおの声がした。
「いい眺めだ。」
「ああっ、恥ずかしい。」
「穴に入れてくださいと言うんだ。」
葉子には一度も言ったことのない言葉だ。
なんだか自分が言われているような錯覚に襲われる。
手を伸ばしてみると、指の先にある部分はじっとりと濡れていた。
もともと見た目は、よしおは度ストライクの男だ。
まるで自分が犯されているような気持ちになってきた。
「ふっ、こんなに濡れてるじゃないか。
すぐ、ずぼっと入りそうだな。」
~ほんとに男同士でやってるんだろうか。
それとも、女を連れ込んで3 Pでもやってるんだろうか。
「尻を上げるんだ。」
よしおから、今まで一度も言われたことのない言葉だ。
葉子はいよいよ自分が犯されているような気持ちになってきた。
「ふふっ、いい眺めだ。
まる見えだよ。」
葉子は、自分の女性器に指を突っ込んでこねくりまわしはじめた。
壁越しに、「ぴちゃっ、ぴちゃっ…」という、尻に男の太ももが当たる音が聴こえてくる。
やがて、「グチュッ、グチュッ…」というペニスが濡れた穴を出し入れする音が聴こえてきた。
「はううっ…!」
男とも女ともつかぬよがり声が隣室から漏れ聴こえた。
葉子の女性器から、粘液がしたたり落ちた。
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