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「目が、覚めたようだな!」
いきなり、声を掛けられたのでびっくりして、振り向くとそこには、白髪の男と銀髪の男の子が、手に果物?や飲み物?を持っていました。
「あ、あのう。」
おずおずと気になることを聞こうとすると。
「とりあえず、目が覚めたみたいだし、昨日から何も食べてないんだから、気になることや疑問は、後々。」
銀髪の男の子が果物?を食べるように差し出してきて…
どうしたらいいかわからず、固まっていると。
「あー、もしかして。え~と青龍、この子の名前は?」
「紗香、森花紗香だ。」
「紗香ちゃん、これはココの実て言って、皮ごと食べるんだよ!甘くて美味しいから、一つ食べてみて。」
目をキラキラさせながら、ブドウのように房なりになって五百円玉ぐらいの大きさの、青い色をした実が入ったお皿を渡してきました。
ココの実が入ったお皿を貰い、ひとつ実を房から取ると、恐る恐る一口食べてみました。
「美味しい。」
甘い、そしてリンゴみたいな食感でそんなに大きくなし、種がないから食べやすい。
色々と考えていたりして、空腹をわすれていたのが、ココの実を食べたことで…
クゥー
お腹が鳴ってしまって、顔が真っ赤に…。
「遠慮しないで食べて、たくさんあるから!」
「ありがとう。」
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