第1章

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とりあえず俺もお腹が減ったし高林さんもお腹減ってるかもしれないから台所へ向かった。 慶『みなみさん嫌いなものある?』 みなみ『嫌いなものはないですけど…』 慶『なら、チャーハンでいいかな?あまりもので申し訳ないけど…』 みなみ『いや、そんな申し訳ないですよ!』 慶『そんなかしこまらない!もう、家族なんだよ!』 みなみ『家族…いいんですか?』 慶『いいの!一つ屋根の下にいるんだから、家族だよ!』 この言葉がきっかけで高林さんの目から涙が流れていた… 慶『ごめん…泣くなんて思わなかったから…』 みなみ『ごめんなさい…家族って言葉がとても懐かしくて…』 その後、しばらく無言のまま調理を続け作り終わったチャーハンを高林さんの前に持って行った。
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