偶然の再会

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札幌の市街地には様々な店が密集しているから、ランダムに歩いていても目的に合ったお店がすぐに見つかる。 ちょうど元いた不動産仲介店のすぐ傍に全国チェーンのコーヒーショップがあったので、私たちはその店内に入りドリンクを注文した。 私はキャラメルマキアート。 大智はブラックのアイスコーヒー。 喫煙者である私に合わせ、大智は窓際の喫煙席へと私を誘導してくれる。 そして肩の力を抜き、胸元に手を宛てネクタイを少し緩めた。
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