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さっきまでの緊張で喉が渇いていたのか、大智は一気にアイスコーヒーを飲み干してしまった。
空っぽになったアイスコーヒーのグラスには、まだしっかりと粒を保ったクラッシュアイスが山のように残っている。
地元に住んでいるはずの私がどうしてあんな場所にいたのかという事を、大智はずっと気になっていたようだ。
キャラメルマキアートを飲みながらタバコを吸う私の様子を伺いながら、大智は私にストレートな質問を投げ掛けてきた。
「ってかさぁ、何であんな所にいたの？
もしかして笑美、実家を離れる事になったのか？」
詳細はまだ決まっていない。
だけど私の意志は、もう実家を出ようと気持ちを逸らせていた。
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