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七月上旬。 クラスメートの直井翔が昨夜、何者かによって殺害後、遺棄されるという事件が起こった。 教室…というか、学校中はその話題で持ちきりだ。 俺もこんな身近で殺人事件が起こるなんて思ってもみなかった。 「弘樹こそ、危ないんじゃない?」 龍の双子の妹、凛花が俺の肩をバシリと叩く。 「なんでだよ」 「あんた結構恨み買ってるでしょ」 「そんなことねぇよ」
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