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まぁ、ちょっと心当たりないこともないけど…な。 「………でも。結構興味深い事件だよね」 龍が顔色ひとつ変えないでポツリと呟いた。 肘をつきながら鼻の前で組まれた細い指が、開閉を繰り返す。 「どういうことだ?」 俺は龍を睨みつける。 クラスメートの死に関心があるのはいいけど、なんだか龍の関心は歪んで見えた。
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