2人が本棚に入れています
本棚に追加
[大揮編]
小雪から名取は大揮のこと嫌ってないって情報が入った。
・・・小雪からだぜ!!
その情報を伝えるために大揮を探していると、
教室に大揮がいたので声をかけた。
陣「よっ、大揮!」
大「じ、陣。はあ・・・タイミング悪い。」
陣「失礼な!お前のタイミングなんてわかるわけないだろ!!」
大「そうだな!バカだもんな!!!」
さっきからみょうにそわそわしている気がする。
陣「大揮、これから教室でなんかあるのか?」
大「ま、まあな。」
すると足音が聞こえた。
うちの学校の靴は歩くと変な音がする。
だからたぶん生徒だろう。
大「やっべ!おい、掃除のロッカーの中入れ!!」
陣「は?やだよ!なんで・・・おい!!」
大「いいから入っててくれ!あと静かにしてろよ!!」
陣「だから、なんでだ・・・」
バタン・・・
閉められた。
大揮のそわそわの理由が分かる時が来た。
それは・・・告白だった。
これは盗み聞きしてることに入るかな?
こんな会話が聞こえた。
・・・あくまで聞こえただけ。
女子「急にごめんね。これからいうことはだいだい予想ついてると思うけど言わせてください。」
大「ああ、だいたいわかるけど。・・・どうぞ。」
告白の言葉は「好きです。付き合って・・・」くらいから耳をふさいだ。
そのかわり、俺が告白するシーンを想い浮かべていた。
そのあと、どう大揮が返事するのかと聞いていたら・・・
大「気持ちはすごくうれしいんだけど、今は友達と遊んでたいんだ。だからごめん。好きって言ってくれてありがとう。」
女子「こういうとき大揮真面目なんだね。こっちこそごめん。じゃあ明日からも友達ということで・・・また明日!」
大「おう!!まった明日~!」
女子は教室を出て行った。
目に涙をためていたのできっとあとで泣くつもりだろうな。
そういう人は少し苦手だ。
ロッカーから出て大揮と話をした。
最初のコメントを投稿しよう!