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『康平・・・』
ん?話が繋がらないぞ!
いきなり名前を呼ばれて、だんまり?
どういう事?
『え・・・!?何?』
咄嗟に上げた顔の前には、当然悟の顔が至近距離にあるわけで……
思わず俺も赤面してしまう。
『小学校4年のバレンタイン・・・
康平に告った。』
は?何言ってんだ?
見つめ合ったまま、過去を振り返ってみたけれど、思い出さない。
とりあえず、話を合わせてみるか。
『あっ!!確かに・・・貰った。でも、あれは友チョコじゃ――』
『ちげ――よ!俺、大好きだって言ったのに・・・ありがとうって貰ってくれたから、俺達・・・付き合ってると思ってたのに・・・中学になったら康平に彼女出来るし・・・』
歯切れの悪い返事を返されても……
俺が悪いのか?
男同士だし、親友だし、気にしてなかったなぁ~。って前に忘れてますよ。
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