プロローグ

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かんかん照りの太陽の日差しの下、奈央子は麦わら帽子を被って日除けをしていた。 「焼けるねーっ」 「奈央子はちょっとくらい焼けてる方が健康的で良いよぉ」 と、一番に来た愛加。 「野城クン。よろしくね」 スーツケースを立てて止めると、やや照れながら挨拶した。愛加は彼に気があるのだ。ちなみに奈央子は知っている。 「……別に」 「あ!皆 来たよ!」 あかねと礼央が並んでスーツケースを引いて来るのが見え、叫ぶ愛加。 野城は やはり不機嫌だったが、礼央たちの姿が見えると、さらに しかめっ面度120%↑になった。
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