プロローグ

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「それで、優から聞いた話だと、優の召し使いも来るんだろ?まだなのか?」 と透。 「や、それが急に用事で来れなくなったらしいんだよ。だからコイツの執事が来るだけだ」 「え!!?」 『コイツの執事』の響きに思わず驚き声をあげる透・礼央・あかね。 優が言う『コイツの執事』の"コイツ"とは、野城だからだ。 野城は『何となく お金持ちの息子』としか知らないあかね、『優と親同士がライバル会社の社長』という程度にしか知らない透&礼央なので、三人とも、野城に"執事"という存在がいるという事に、驚きを隠せないでいた。 しかし奈央子が 「『執事』って…もしかして…あの『ひつじ』さん?」 「えっ!?」 透・礼央・あかねが一斉に、奈央子を振り向いた。
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